定期検診の利点 March 2017

前に 歯医者での定期的なクリーニングとチェックアップ January 2013 で定期検診について書いています。よろしければこの記事をホームページでお読み下さい。今回はとても大事なので、定期検診の利点について続けて書かせて頂きます。

当然の事なのですが、歯の定期検診の大きな利点は口内の虫歯や歯槽膿漏及びに他の問題を非常に悪化する前に見つける事です。虫歯も歯槽膿漏も大部分は非常に悪化するまでは痛くありません。詳しくはホームページの 虫歯も歯槽膿漏も大部分痛く無い!? September 2012 をお読み下さい。しかし虫歯も歯槽膿漏も放っておいて悪化させてしまうと歯を失くしてしまう原因になります。しかも虫歯が歯の中の神経に届いてしまったり、歯槽膿漏で歯茎が大きく化膿してしまったりすると大きな痛みが生じます。また、虫歯のせいで今度は歯髄が死んでしまうとそこは腐ってしまい、それが歯根の先の骨のところを化膿させてしまいます。そしてあまりにも化膿してしまうと、痛みがひどいだけでなく、歯はもう抜くしかないという事になってしまいます。歯を失くしてしまうと、それだけ食物を良く噛む事ができなくなります。従って、大きな痛みが生じる前に、また歯を失くしてしまうほど悪化する前に検診をして悪いところがあれば、治していただきたいです。

もちろん虫歯と歯槽膿漏は大きく悪化する前に見つけて治しておきたいものですが、その逆に虫歯が本当に小さい場合や歯槽膿漏が初期段階であまり進んでいない場合でも定期検診はとても役立ちます。虫歯にはこの地点では必ず治しておく必要性があるという大きさがあります。虫歯が歯の周りの硬いエナメル質を超えて中のもっと軟らかい象牙質に入ってしまった地点では必ず治していただきたいです。象牙質に入ってしまうと、軟らかいので、虫歯が速く進行します。従って、虫歯はエナメル質には小さく穴を開けていき、象牙質に入ると大きく広がります。しかし虫歯がエナメル質のみにあり、レントゲンでも虫歯らしき影が見えるという地点もあります。こう言う時は場合によっては様子を見るという事があります。つまり、定期検診によってこの虫歯らしき個所が次の検診で大きくなっているか、進行しているかどうかをチェックし、もし後の検診で治すべき地点に達していた場合はその時に治すという事が出来ます。もちろん、これをするためには定期的に検診をする必要性があります。虫歯はどの地点では必ず治すべきかは歯医者が判断するものですが、ひとつ伝えておくべき事は虫歯はレントゲンでみえている以上に実際は広がっているという事です。穴が開いていれば、それはレントゲンに写りますが、その周りに虫歯菌に侵されているが歯がまだある部分があり、この部分はレントゲンでは見えにくいところです。

歯槽膿漏も定期検診によって初期のうちに発見することはとても良い事です。歯茎へのダメージが少なければそれだけ治療も簡単になります。また、歯槽膿漏というものはダメージがあった場合、実際はダメージをそこまでにとどめておくという事が治療なのです。歯槽膿漏は歯茎を侵し、そして歯周骨を失くさせます。今現在はある程度は失くしてしまった歯周骨をたすことはできますが、もとのダメージがあった前の状態にはもどせません。また、基本的に歯槽膿漏の予防と治療は歯と歯茎の間からばい菌を取り除くことなので、定期検診ごとのクリーニングは欠かせません。以前に書いていますが、歯槽膿漏になってしまった方には少なくても3か月ごとの検診とクリーニングを本当にお勧めします。そうでない方には6か月ごとの検診とクリーニングをお勧めします。

私にはいろいろな難しい治療を良くする事はできますが、予防が一番大事です。また、虫歯も歯槽膿漏も非常に悪くなる前に治すことを本当にお勧めします。もちろん、毎日の歯磨きとフロスをよくしてください。そして、定期検診、クリーニング、治療のためにはお電話ください。

 

 

 

 

 
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