ここ100年の進歩      September 2026

アメリカには有名な国道だったルート66という道があります。ChicagoからLos Angeles(後にちょっと伸びてSanta Monica)まで繋がっていて、出来上がったのが1926年です。つまり今年2026年に100周年になります。今は公式には無くなっていますが、まだこの道の85%は通る事が出来ます。ノーベル文学賞を受賞しているJohn Steinbeck の小説 “怒りのぶどう” にMother Road として出て来て、またDisney Pixarアニメ映画 “Cars” でも主人公がLos Angelesに向かうために使う道もルート66です。アメリカでは“(Get Your Kicks On) Route 66”という歌にもなっていて、1960年代には“Route 66”というテレビ番組もありました。むりやりですが、歯学に繋げます。だいたい100年前、1920年にInternational Association of Dental Research (IADR)という学会がアメリカで創立されました。最初はNew Yorkの歯科医だけがメンバーの小さなグループだったのですが、今は名前にある通りたくさんの国の方がメンバーになっています。日本にも1954年に日本部会ができています。歯学の研究の促進と知識の向上を推奨している学会です。いろいろな発明や研究結果の内容を公式雑誌 Journal of Dental Researchに載せています。この100年間の進歩はすごいので、今回はこの事について書きます。

100年前には今現代使われている歯科技術や材料はまだありませんでした。予防についての歯学さえもまだまだだったのです。今は普通に歯ブラシの毛に使われているナイロンの毛のものは1938年に登場しています。それまでは、動物の毛が使われていました。そして、最初のフッ素入りの歯磨き粉が世にでたのは1950年です。1957年に今のように早いスピードで力もある歯科用のドリルが使われだしました。そして1958年に患者さんが横になる椅子が使われるようになりました。1960年代になると歯の色に近いレジンの詰め物の初期のものが出てき、このレジンはそこから今まですごく発達しています。1960年代にはセラミックを金属に焼き付けたクラウンが使われだし、つまり歯の色に近づける事がだんだんできるようになりだしています。1965年にチタンのインプラントを人間の顎骨に入れる事がまずされています。そしてインプラントは1980年あたりから普通に使われています。1960年から1970年の間にはだんだん歯垢の化学や歯茎とばい菌の関係などがとても研究で明解になりだし、つまり生物学的にも進歩が見えています。そして、1985年あたりから歯に詰め物やクラウンを付ける接着剤の接着力がとても良くなってきています。1990年あたりからクラウンの材質はセラミックが普通に使われだし、2000年にはジルコニアのクラウンが使われだし、つまり今はいろいろな歯の色の材質が使われています。もっといろいろ書けますが、つまりこの100年の間にずいぶん歯科技術は進化しています。

歯学の進歩は良いのですが、ここ300年間の世界の1年一人当たりの糖分摂取量の数値も紹介しておきます。糖分摂取量は1700年代には世界1年一人当たりの量は大体2kgだったのが、1800年代には8kg, 1900年代には27kg、そして2000年代には30-40kgと増えています。2010年あたりからヘルシー思考が定着しだしこの量は一定化から少し減って来てるようではあります。でも国や経済状況、つまり地域によってずいぶん差があります。アメリカは今でも30-40㎏の摂取量なのですが、日本は2023年には17.7㎏で、とても優秀です。いろいろな進歩があるのですが、それと共に糖分は誰もが簡単に摂取できるようになっているわけです。もちろん、摂りすぎは体に良くないですし、虫歯にもなりやすくします。まあ、日本は優秀だからといっても油断はしないでください。

もちろん、予防が一番です。毎日良く歯磨きとフロスをし、歯医者さんでの定期検診とクリーニングもしてください。定期検診、クリーニング、そして治療のためにはお電話下さい。

       

 

 

 

 
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