フロスの頻度と心血管疾患になる可能性     December 2025

もう12月ですね。12月はいろいろな行事があり、忙しいですが、健康には気をつけてください。ところで今回は体の健康に関するある論文を紹介し、そこからみえるフロスと心血管疾患の繋がりについて書きます。心血管疾患と言ってもなんだそれはと思われるかも知れませんが、これ簡単に心臓と血管の疾患全ての事を表します。従って、心筋梗塞や脳卒中もこの疾患の中に入ります。

では、2025年の1月に出されたある調査結果の論文を紹介します。アメリカで30歳以上の18801名の方にアンケート調査と血液検査を2009年から2016年の間に1年おきにしたデータがあります。つまり同じ方たちに4回したわけで、2009-2010, 2011-2012, 2013-2014, 2015-2016の調査結果なのです。血液検査はしたのですが、2011-2012と2013-2014はしませんでした。そしてこの調査ではフロスをする頻度を全然しない、1週間に1-3回、1週間に4-6回、そして毎日するかを聞きました。またこの方たちに心血管疾患と診断された事があるかも聞いたのです。血液検査ではC反応性タンパク(C-Reactive Protein (CRP))というものの量を測りました。このたんぱく質は体内で炎症反応が起きている時に血中に現れるもので、この量はつまりどれだけ体内で炎症が起こっているかを診るものなのです。しかも、その後、2019年にこの中の誰が心血管疾患により死んでしまったかも調べたのです。とても大量なデータなわけで、このデータに基づいた論文が今年の1月に出されました。

結果はやはりさもありなんというところではあるのですが、フロスを毎日する人はフロスを全然しない人よりも29%心血管疾患になる可能性が少ないという数値が出て、また毎日フロスをする人は全然しない人よりもこの2019年での地点では心血管疾患により死んでしまう可能性は36%少ないという数値が出たのです。これ統計学的にいろいろな人たちの違いも考えて出されたものです。で、もちろん、フロスの頻度が多くなるとそれだけ心血管疾患になる可能性が少なくなるという結果も出ています。またCRPなのですが、簡単にフロスをしていたほうがフロスをしないよりも数値が低く、つまり炎症も少ないという事だったのです。フロスの頻度でもフロスをする数が多いほど炎症を表すCRPも少ないという結果でした。これ、歯槽膿漏と心血管疾患の繋がりに関係しているわけで、血中に歯槽膿漏からの炎症物質やバクテリアが入ってしまうと、もちろん心臓や血管に疾患が起きる可能性が高くなるという事なのです。しかもフロスは歯茎の健康のためにとても大事だという事も示しています。

もちろん、フロスを良くしている方は他の健康管理も良くしている可能性が高いですし、フロスをしていれば問題解決というわけではありません。でも、フロスをする意義はとてもあります。

なんかちょっと考えると当たり前なのですが、歯と歯の間、また歯と歯茎の間をきれいにするにはフロスはとても良い方法です。もちろん歯間ブラシもウォーターフロスも良いです。みなさん、しかもフロスは心血管疾患になる、そしてそのために死んでしまう事さえもの可能性を少なくしてくれる事に役立つのです。従って、毎日フロスを良くしてください。もちろん、歯磨きも毎日良くして下さい。みなさん、歯と歯茎を大切にし、体を大切にしてください。歯医者での定期検診とクリーニングも是非してください。

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