歯痛の日  February 2024

2月にはバレンタインデーがあります。だからというわけではないですが、綺麗な歯、そして虫歯や歯槽膿漏の無い口内、は魅力的です。従って、魅力的であるためにも歯を大事にしてください。ところで、2月に関する日付を検索していたら、アメリカでは2月9日はNational Toothache Dayだとでてきました。 “歯痛の日”という事なのですが、なぜこの日がそうなのかは定かではありませんでした。もちろん、歯を大事にしましょうという意味あいの日なのですが、今回はこの日にちなんで、歯が痛くなるいろいろな要因について書きます。

もちろん、誰もが最初に思うのが虫歯が歯痛の原因だという事だと思います。しかし、実際は虫歯での痛みは虫歯が進行する際の一部の時だけに起こるものです。虫歯が象牙質に届いた時に起こる事があり得、そして虫歯が歯髄に届いた時にあります。他の時には大体痛みはありません。私達の体は出来るだけ痛みがないようにしてくれているのです。ただ、しかし、虫歯は放っておくと進行して大きくなってしまうので、早期に治すべきです。

虫歯が歯髄まで入ってしまい、それでも放置していると歯髄は死んでしまい、腐ります。そうなると歯根先が化膿してしまい、この化膿は歯の痛みとして感じ得ます。それでも、膿がたまらないと痛く無い場合もあります。でも、逆に大きく腫れてとても痛い事もあります。どちらにせよ、こうなる前に治す事が賢明です。 それだけで無く、歯の痛みは歯にひびが入ってしまい起こる事もあります。ひびが大きいと、噛んだら痛い、また冷たいものが沁みるという症状が起こります。ひびの大きさにより、歯髄をとる事、または抜歯が必要になる事もあります。

歯は歯茎が下がり、歯根が見えてきてしまうと、そこはエナメル質よりも柔らかいので、削れて、沁みてくる事もあります。この場合は薬を塗るか、または詰め物でその箇所を覆って沁みなくするという治療になります。

もちろん、歯槽膿漏でも歯は痛くなる事があります。ただ、大体の歯槽膿漏は痛みが無く悪化するものです。歯槽膿漏は本当に悪くなると歯が自ら抜けてしまう病気です。歯を失くす一番の理由は歯槽膿漏です。痛くないから大丈夫だとは絶対に思ってはいけません。

また、歯の噛み合いが悪く、ある一定の歯だけが噛んだ時に当たっているとその歯は痛くなることがあります。この場合はその歯を削って調整すると大丈夫な場合もありますし、ひびが入っていてそのための治療をしないといけないという事もあります。

鼻腔炎が歯を痛くする事もあります。上顎の奥歯の歯根の先のところには鼻腔があり、ここが炎症していると、上の奥歯が痛く感じる場合があります。この場合は歯を治すのではなく、鼻腔炎を治す事が治療です。鼻腔炎は時間とともに無くなって、でもまた起こる事もあります。

もう一つ、狭心症は歯の痛みとして感じられる事があります。顎の痛みと言ったほうがよいかもしれませんが、胸の痛みから、肩、そして顎に痛みがあり得、また息切れ、汗、吐き気などいろいろな症状があり得ます。心筋の問題ですので、緊急に医師に診てもらう必要性があります。単なる歯の痛みとは絶対に思ってはいけません。

歯を痛くする要因はいろいろありますが、予防が一番です。絶対に歯痛を防げるという事ではないですが、毎日健康的な生活をしている事が大事です。毎日の良い歯磨きとフロス、そして歯医者での定期検診とクリーニングは本当に良い予防です。 でも、歯が痛くなってしまった日が来てしまいましたら、お助けします。もちろん、定期検診、クリーニング、そして治療のためにはお電話ください。

       

   

 

 

 

 
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