歯の噛み具合  January 2024

明けましておめでとうございます。今年が皆さんにとってとても良い年であることを願います。ところで、今回は歯の噛み具合について書きます。良く噛めると、何でも食べれる、また食を楽しめるという事になり、もちろん栄養を良く取れるので、体の健康にも貢献します。また、歯が無いと話す事さえもうまくできなくなります。しかも、良く噛むという事は脳を刺激し、つまり脳を活性化させ、ボケの予防にもなると考えられています。従って、良く噛めるための歯の噛み具合はとても大事です。

良い噛み具合というものは実は簡単にこうだと考えられています。もちろん歯が全体的にある必要性があります。そして、この歯は噛みしめた時に一緒に上下が均一してあたっているととても良く噛めます。しかも、私たちの顎だけは下あごを上下左右前後と動かせるようになっているので、それに従ってスムーズに歯が変にあたらないように動かせる事が大事です。前に下あごを動かした場合、前歯だけが当たるようになる事で、奥歯への負担がなくなります。また左右に動かした時には根が長くとても頑丈な八重歯に多くあたり、やはり奥歯にはあたらないか、とてもスムーズに滑るだけになるととても良いです。簡単に奥歯は噛み砕くための歯で上下にはとても力が入って良いのですが、他の動きでは大きく力が入ってほしくないのです。もちろん上下左右前後と下あごを動かした時に変に一本だけとか少数だけの奥歯があたってしまっているとその歯は割れてしまったり、とてもぐらぐらしてしまったり、また痛くなる事もあります。なにもかもがスムーズに動くことが大事なのです。上あごは動かないで、下あごが動いて私たちは噛んでいるという事を一応書いておきます。

ただ、この理想の噛み合わせはそんなにたくさんの人にはありません。理想にほど遠くても、私たちの体は頑張って働いてくれるのです。しかし、この理想から外れれば外れるほど、長い時間がたった後に問題が起こってきます。歯が割れてしまったり、削れてしまったり、ぐらぐらしたりという事が変に当たっている歯に起こります。だいたい私たちの体は出来るだけ大丈夫であるようにしようとするので、噛み具合も虫歯も歯槽膿漏も大部分解らないうちに少しずつ悪くなり、ある時随分悪くなった時に気づくという事が多いです。従って、問題の早期発見が出来る様に歯医者での定期検診をする事はとてもお勧めします。    一応、私たちの体は歯が無かったり、変に当たったりしていると自ら動いたり削れたりするのですが、大体は単に物理的に起こりうる方向にいくだけで、理想の噛み具合からは遠ざかってしまう事が多いです。もちろん、噛み具合が悪ければ悪いほど治療は難しくなります。いろいろできる事はあります。私が調整する事が出来る時にはしています。歯の治療は全体的にミクロンの差が大きな差なので、精神集中してします。

もう一つ、噛む事について書きます。よく噛めるという事はもちろん大事なのですが、それと共に、ゆっくり良く噛んで食べるという事も噛む効力を上げるのでとても大事です。そのために出来る事がいくつかあります。一口で噛む数を自分で確認して多く噛んで食べるようにすることはもちろん出来ます。また、食材を歯ごたえのあるものにするとそれなりに噛む回数は増やせる可能性があります。また食材を色々組み合わせてみるという事は食感が変わり、味あうために良く噛んで食べるようになり得ます。もちろん、忙しいとパパッと食べてしまいがちですが、出来れば良く噛んで食を楽しんでください。噛む効力を上げると思ってしてください。

新しい年に歯の健康を本当にまじめに良くしようと思われましたらそれはとても良いですし、また歯の健康は体の健康に繋がるので、みなさん、本当に歯を大事にしてください。毎日の歯磨きとフロスそして歯医者での定期検診とクリーニングも是非してください。定期検診、クリーニング、そして治療のためにはお電話ください。

       

   

 

 

 

 
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