２、弐、二　September 2023　　

何なんだ先生、この“２”という題は？と思われるかもしれませんが、オンラインで歯の健康、虫歯の予防について検索していたら、２－２－２という数字の列が出てきました。これに共なった記事を読んでみると、なーんだ　というものだったのですが、皆さんに伝えるのも良いと思いました。そこで、詳しく　“２”　について書きます。簡単な事で、まず1日に2回、朝、晩と歯を磨いて、磨く時には2分間は磨いて、歯医者には6ヵ月ごと、つまり1年に2回は行ってくださいというものでした。おしまい。でなくて、もっと詳しく書きます。

1日に2回は磨く事を私はいつも皆さんにお勧めしています。一応もっと磨いても良いですが、寝る前と朝起きた時には磨いてください。歯を磨く事の一番の理由は歯垢、つまりばい菌、を歯の表面から取り除くためです。食べかすはその次です。これは、虫歯菌が歯の表面についていなければ、どんなに甘い物などを食べても、いないばい菌は何も出来ないからです。逆に虫歯菌が歯の表面にたくさんついていたら、糖分を口にいれるたびにどんどん酸を作り、歯を溶かして穴をあけてしまいます。虫歯菌は放っておくとどんどん繁殖するのですが、 するべきことは毎日2回は良く虫歯菌を歯の表面から物理的に取り除く事です。夜寝る前と朝起きた時というのは、寝ている時には唾液の分泌がとても下がり、口が渇いた状態になるからです。唾液はばい菌を流してくれ、また殺菌もしてくれます。従って、夜寝ている間の唾液が出ていないときはとても口内のばいきんたちは繁殖するのです。出来るだけ良く寝る前には歯垢を歯磨きとフロスでとっていただきたいです。そして、それでも朝起きた時に残っていたばい菌たちは繁殖してふえているのです。つまり、夜寝る前と朝起きた時の歯磨きはとても理に適っています。歯垢はべとべとしたものをばい菌が作って歯の表面にくっつくものなので、歯ブラシやフロスなどで物理的にとる必要性があります。

そして、歯を磨く際には2分間良くしてください。もちろん、2分でなく、3分でも良いのですが、2分は良い基準です。歯磨きで大事な事は全部の歯の表面から歯垢を出来る限り取り除く事です。このためには2分はだいたいかかるので、こうお勧めします。大部分の電動歯ブラシには2分のタイマーがついています。また、普通に持っているタイマーを使ってもよいです。好きな音楽を2分聞いてその時間帯に磨くという事もできます。歯ブラシはソフトなものを使ってください。ミディアムとかハードとかの歯ブラシは市販されてますが、これ購入する方がおられるから、販売されてしまうのですが、歯を削ってしまうので、使わないでください。また、たまに、歯ブラシが口内の歯を全部被せる特別歯ブラシでいっぺんに動いて磨かせて30秒でできるというものをコマーシャルで見る事があるのですが、これ本当にどれだけ良く磨けているのかなと思うのと、なんか壊れやすいのではとも思います。これに関してははっきりしたデータがありません。もちろん、歯垢を歯の表面から出来るだけ取り除くためには何分じゃないといけないというわけではありません。でも2分は良いです、私も電動歯ブラシで2分間しています。歯磨きについてだけ書いていますが、フロスも1日に一回は必ずして下さい。フロスも1回でなくもっとして良いです。私はフロスは歯を磨いた時とまたそうでないときにもしています。

そして、歯医者さんには1年に2回、6ヵ月ごとには来てください。定期検診をしていると、虫歯や歯槽膿漏が悪化する前にみつけられるので、治療も小さくてすみます。また、定期的な歯医者でのクリーニングでは自分が取れなかった歯垢、そして歯石を取り除く事になり、歯と歯茎をより健康に保ちます。歯槽膿漏に一度でもなってしまった方には3ヵ月ごとのクリーニングをお勧めします。この事は歯茎が弱まってしまっているのと、歯槽膿漏のばい菌はきれいに取り除いた後にはだいたい3か月でまた歯と歯茎の間に住みついてしまうというデータに基づいています。でも、普通には6ヵ月ごと、つまり1年に2回、は歯医者さんに来る事をお勧めします。

当たり前の事のようですが、これらの事をいつも続けていると、歯の健康が保たれ、それは体の健康にも繋がり、自分の歯でいつまでも食事も良く出来、長く健康な生活を送る事ができる可能性がとても高まります。是非続けてください。はい。２！でした。一応、私は子供の時、横浜に住んでいて、その時の住所が２の２２２でした。本当に。また、私の誕生日は2月22日で、２ずくめなのですが、まあだから何なんだです。みなさん、朝、晩と2回は必ず良く、それごとに2分、歯を磨いて、フロスもして、そして歯医者さんにも1年に2回は定期検診とクリーニングに来てください。検診、クリーニング、そして治療にためにはお電話ください。