真夏の歯の健康 August 2023  

“真夏の夜の夢” みたいで、ごろが良いかなと思い、この題にしました。ところで、つい最近、日本からのニュースを観ていたら、もちろん日本の夏はとても暑く、熱中症に気をつけて下さいとたくさん伝えていて、対策をどうしているかを人々にインタビューしていました。日本の夏の暑さは半端じゃないなと思いながら観ていたら、あるお父さんが小さいお子さんとプールぞいらしいところに座っていて、水分補給のために子供にスポーツドリンクをちびちびとあげていると言って、スポーツドリンクのボトルを持っていました。うあー!!!これはいけない!!!と思いました。スポーツドリンクの多くには糖分が入っていて、それをちびちびと飲んでしまうと歯に何回も糖分を付けてしまい、虫歯になりやすくするのです。このお父さんは良かれと思ってやっておられたわけで、もしかすると多くの人たちが同じ様な事をしがちなのではないかと私は思いました。そこで、今回は夏(真夏!)に歯の健康で気をつけるべき事柄について書きます。

一応、スポーツドリンクというものはその名の通りスポーツをして汗をたくさんかいた時に水分、ミネラル、そして糖分!を補給するのが一の目的のものです。実際スポーツドリンクには糖分は入っているべきとも言えてしまうのですが、もちろんシュガーレスのものもあります。でもその場合じゃあ今度は人工甘味料は体に良いのかという事になってしまい、これにはいろいろな疑問があります。しかし大部分のスポーツドリンクには糖分は含まれれているので、これはちびちびちと飲むべきではありません。どんな飲み物でも糖分が入っている場合、だらだらとではなく少数の回数で飲んだ方が歯には良いのです。ストローを使ってあまり歯には当たらないようにするのも手ではあります。

でも、夏場の暑い日には水分補給はとても大事です。汗をかくと水分が体内からとられるわけで、補給をしないといけません。歯の健康のためにも、体に水分が足りないと唾液の分泌が少なくなり、つまり口内が普通よりもかわいた状態になります。でも、口内がかわいていると、虫歯菌はとても繁殖しやすいのです。唾液が虫歯菌を流してくれ、唾液が殺菌もしてくれるからです。しかも唾液は酸を中和するのです。つまり、唾液は虫歯予防にとても貢献します。従って、簡単に、水分補給のためには水を飲んでください。口内がかわいている時に糖分の入っているドリンクは逆に虫歯菌に餌をあげてしまうので、歯には良くありません。ただ、スポーツドリンクや炭酸飲料やジュースを飲んではいけないのではありません。口内にあまり長く入れておかないようにして、まただらだらとは飲まないでください。また、糖分入りの飲料を飲んだ後すぐ水を飲むだけでも歯にとっては良いので、出来ればしてください。

みなさんに気を付けて頂きたい事がもうひとつあります。私たちの舌は冷たいものを口に入れると甘味を常温の時よりも感じないようにします。実際は苦味も感じ方が減るのですが、つまり、冷たいドリンクやアイスキャンディー、かき氷などを甘く感じさせるためには常温のものよりも余計に糖分を入れる必要性があるのです。従って、知らないうちにとても多く糖分を摂取してしまう可能性があります。アイスキャンディーやかき氷を食べても良いですが、やはり後に水を飲むというのは歯には良いです。

もう一つ書きます。いろいろな冷たいドリンクには氷が入っていますが、氷を噛んで食べるのは歯に良くありません。硬すぎるので、歯を割ってしまう恐れがあります。大丈夫と思って何回もしていると歯にひびが入ってしまい、ある日歯が割れてしまいます。もちろん、最初から崩されているかき氷などは大丈夫です。でも氷は噛んで食べないようにしてください。

歯とは直接関係しませんが、唇のためにリップクリーム、特に炎天下ではサンスクリーン入りのもの、を使う事もお勧めします。 もちろん、夏でなくても、いつでも、大事なのは日々の健康的な生活なので、体に良い物を食べて、そしてやはり毎日歯磨きとフロスを良くしてください。歯医者での定期検診とクリーニングもとても口内の健康に貢献するので、是非してください。検診、クリーニング、そして治療のためにはお電話ください。

 

 

 

 
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