良く噛んで食べる! November 2021  

11月8日は “いい歯の日”です。しかも日本では4月18日が良い歯の日で、6月4日が虫歯予防デーと語呂合わせで何でもありという感じはあります。しかし、この記事を読んだせいで、いい歯の日の存在を知ってしまい、それに繋げて改めて歯は大事なのだ、大切にしようと今書いている事が頭に入ってしまえば、これは良い事です。もちろん、普通に食物が噛める事はとても素晴らしいありがたい事で、体の健康にとても大切です。しかも、良く噛んで食をする事はとても良い事なのです。従って、今回は良く噛んで食を摂る事の大切さについて書きます。この事についてはずっと前に少し書いていて、その記事も読みたいと思われましたら、ホームページ上の “噛む事の大切さ 2005年 Summer-1”をご覧ください。

通常、食物を口に入れたら30回まで噛んでのみこむという事が理想的と考えられています。30回も噛む事は出来ないと思われる方でも、今よりも少しでも余計に噛んで食を摂る事が出来ればとても良いです。5回を8回にしたのでも10回を15回にしたのでもです。えーなんでだと思われるかもしれませんが、これにはいろいろ優れた理由があります。

まず前回10月のニュースレターでも触れたのですが、噛む事は脳を刺激して活性化させます。認知症の予防になるし、また普通に頭の回転を良くします。簡単にするめのように良く噛んで食べるものの方が柔らかいパンよりも脳には良い刺激を与えると言えます。もちろん、歯が健康で良く噛める状態でないといけません。

そして良く噛んで食べる事を子供の時からしていると、顎骨の発達を良くし、また口の周りの筋肉を鍛え、従って顔が引き締まります。つまり、美人になり、ハンサムになり、しかも表情が良くなると言えます。しかも良く噛んでものを食べると、私たちの体は良く噛まないですぐに食物をのみこんでしまう時よりもはやく満腹感を感じさせてくれます。つまり、肥満になる事を防ぐのです。顎骨の発達以外には大人の方にも関係する事です。

また、良く噛んで食べるという事とはちょっと違いますが、良く噛めるという事は良く噛みしめる事が出来るという事でもあり、これは運動能力に関係します。スポーツをする際、力を入れる時に歯を噛み締める、食いしばるという事があるのですが、良く噛みしめる事ができる方が絶対に有利です。優れたスポーツ選手はやはり歯を大事にしています。

もちろん、良く噛んで食べるという事は歯の健康にも良いです。良く噛んで食べると唾液の分泌が良く、従って殺菌、そして食物やばい菌を流してくれるという事をしてくれます。唾液は口内の酸を中和することもします。つまり虫歯予防にもつながるのです。

ただ、現代の食物は柔らかいものが多く、あまり噛まないで、のみこめてしまえるものずくめです。しかも糖分が多いものがたくさんあり、虫歯にもなりやすくしています。しかし、とても気にして、良く噛んで食べる事をして下さい。実際は固くてある程度は噛む必要性があるものでおいしいものはたくさんあります。調理する時もただただ柔らかければおいしいわけではありません。また、普通にいつも食べているものも前よりも少し良く噛んで食べるという習慣はつけられます。

もちろん、良く噛む事が出来るためには、歯が丈夫でなければいけません。従って、みなさん歯の手入れを良くしてください。毎日歯磨きとフロスを良くし、また、定期的に歯医者さんで検診とクリーニングをしてください。検診、クリーニング、そして治療のためにはお電話下さい。

 

 

 

 
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