ハロウィーンのお菓子から歯を守る October 2009



10月31日はハロウィーンです。この日は子供たちがたくさんお菓子をもらえる日になっていますが、甘いお菓子を子供たちにたくさんあげて虫歯になるようにしむける歯の悪魔の日とも言えてしまいます。パンプキンをくりぬいて作るJack-o-Lanternの顔も歯がぼろぼろですので、そうならないように今回はハロウィーンのお菓子から歯を守るために出来る事をいくつか記させていただきます。

まず、ハロウィーンのTrick or Treatに出かける前にちゃんと夕食を子供たちにあげてください。お菓子をもらってもTrick or Treatをしている間におなかがすいたとお菓子をだらだらと食べないようにです。

また、家で待っていてTreatをあげる側の方たちであれば出来れば歯に大丈夫な物を用意して下さい。あげるのはお菓子でないといけないのでは無いので、まんがの絵のシール、スーパーボール、簡単に取り付けと取り外しが出来るタトゥー(仮刺青)のシール、えんぴつとおもしろい形の消しゴムなどいろいろ考えられます。ちょっとしたおもちゃ的な物は単に小さなキャンディーバーをあげるよりも新鮮味があります。もちろん、シュガーフリーガムであれば歯のために良いのでこれもあげてください。

そして、ハロウィーンにもらったお菓子を食べないようにするというよりも、じょうずにお菓子を食べるようにして下さい。甘いお菓子を食べてはいけないとしてしまうと、余計食べたくなってしまいます。甘い砂糖入りのお菓子でも特にかたい飴はなめながら口内に置きっぱなしになるので出来るだけ避けて下さい。また、キャラメルのように歯にくっつきやすくやはりなめながら口の中に入っている時間が長いものも避けて下さい。糖分の量よりもどれだけ長く糖分が口の中に入っているか、またそれと共に1日のうちに何回口に入れたかの方が虫歯になる原因になります。糖分が口内に入ると虫歯菌が口内を酸性にしそれを唾液が中和してくれるのですが、酸からのダメージの数が多くまたそのたびに長い間虫歯菌が酸を作っていると、唾液による中和がついていけず虫歯に発展してしまうのです。極言すれば、何個ものキャンディーをいっぺんに急いで食べた方が少しずつ1日のうちに何回かに分けて食べるよりも歯のためには良いのです。ですから、昼食や夕食の最後にデザートとして甘いお菓子を食べる方が間食として同じお菓子を食べるよりもダメージが少なくなります。また、おやつとしてお菓子を与えるのであれば、決まって3時などにしてただだらだらとキャンディーを無制限に食べさせる事はしないで下さい。

お菓子を食べたすぐ後には水を飲むか水で口を濯ぐかをするだけでも歯へのダメージは少なくなるので、出来ればそうして下さい。ハロウィーンの夜に子供たちの気が高ぶっていても、必ずきちんと歯磨きとフロスをするのを確認して下さい。実際は、歯の健康はハロウィーンだけに気をつけるのではなく、毎日気をつける事が大事なので、やはり毎日お菓子やキャンディーはだらだらと食べず、また歯磨きとフロスは必ずして下さい。

 

 

 

 

 
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