卑弥呼の歯がいーぜ December 2008


現代の生活は忙しい毎日が続きゆっくり食事をとる事をしづらくしています。また今はいろいろなストレスの素が私たちの上にふりそそいでいる事も確かです。そういう時代の中で心と体の健康には特に気をつける必要性があります。健康であるための基本としてよく噛んで食べる事は体にとても良いと聞いた事がある方は多いと思います。今回はこのよく噛む事の大切さを表す"卑弥呼の歯がいーぜ"という標語を紹介します。

邪馬台国の女王"卑弥呼(ひみこ)"のいた弥生時代には食事ごとにとられていた時間は今よりも5倍ぐらい長く、食事ごとの咀嚼回数もその当時は4000回ぐらいだったのが現代では600回ぐらいと非常に噛む回数が今は減っていると考えられています。卑弥呼は弥生時代後期のだいたい西暦200年ぐらいの時に女王をしていました。よって、今の様に洗練された食物は無く、食事を良く噛む必要性があったのです。

標語の"卑弥呼の歯がいーぜ"はこの事柄をもとに良く噛む事の大切さをわかりやすく表しています。

ひ - 肥満防止
良く噛んで食べる事は満腹中枢に自然に食欲を抑制するようにシグナルを送ってくれるので食べすぎを防ぎます。


み - 味覚の発達

良く噛む事によって食物の味が溶け出し、おいしさがよくわかるようになります。


こ - 言葉の発達

良く噛む事により口のまわりの筋肉が発達し、よってうまく話す事に役立ちます。


の - 脳の発達
噛む事は脳に刺激をあたえ、脳細胞の働きを活発にします。よって子供は賢くなり、大人はぼけにくくなります。 


は - 歯の病気予防
噛む事により唾液の分泌が促進され、よって口の中が清浄されます。これは虫歯や歯周病の予防につながります。


が - 癌予防
唾液には食物の発がん性を弱める効果があります。よって単に良く噛んで唾液の分泌を促進するだけで癌予防になります。


い - 胃腸の働きを促進
食物を良く噛み砕く事で胃腸への負担を和らげ、よって胃腸の働きを助けてくれます。


ぜ - 全力投球
最後にまとめて、体全体の健康に良いという事です。

この標語は"日本咀嚼学会"と"学校食事研究会"で健康のための合言葉として使われています。いろいろなストレスに囲まれている中、みなさんも健康のため"卑弥呼の歯がいーぜ"とゆっくりと良く噛んで楽しんで食事を頂くようにして下さい。そしてやはり良く噛むためには歯と歯茎が健康である必要性がありますから毎日の歯磨きとフロスも欠かさないでください。どういう時もやはり健康の基本を大事にして下さい。そして、定期健診、歯のクリーニング、また歯と歯茎のいろいろな問題の予防また治療のためにはご連絡頂ければお助けします。

噛む事の大切さ Summer 2005 – 1 もご参照下さい。】

 

 

 

 

 
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