美しい歯と黄金比 June 2007


美しい歯と言うと皆さんはどう思われるでしょうか?

審美歯科は大変発達していて今ではとても歯をきれいにする事が可能になっています。私はこの中で何が美しいかという事には文化の違いがあることもアメリカに居る日本人としていつも頭に入れています。歯に関してはアメリカ人の方は日本人よりも特に美しい事に対して敏感であるようです。日本では今でも八重歯は可愛いと言う概念があるようですが、近頃は雑誌に載っている日本人のモデルさんにも歯がまっすぐな方が多くなっている事も確かです。実用的には一番噛みやすくまた掃除もしやすい歯並びはやはりまっすぐなものです。また今は一般的に日本人の方も歯を白くしたいという方が多いようです。審美歯科の世界では歯の形や大きさも考えて患者さんの歯を治しています。ここでおもしろい審美歯科の基礎知識があるのでそれを今回はお知らせ致します。

自然界でとてもよく現れる比率としてみなさんの中にもご存知な方も多いと思いますが黄金比というものがあります。この黄金比は審美歯科でも基礎的に使われています。比率は1:1.618… とこの…は3.14の用に限りなく続く数字です。数学が好きな方にとってはこの黄金比を計算する数式もありとてもおもしろい比率でもあります。この数式は生物が相似形を保ちながら成長する過程を表わすものともいえます。前にも述べましたが自然界ではこの比率が色々な所で見られます。ひまわり、バラ、巻貝の一つのオーム貝、そして地球上の生物には欠かせないDNAにもこの比率が見られます。そしてDNAにも比率が見られるのであると人間の目にはこの比率がとても自然に見えて当たり前だと考えられます。 レオナルド.ダ.ヴィンチも彼が描いた人体像や作った彫刻にこの比率を多く使っていますし、他の芸術品や建築などにもこの比率は色々なところで使われています。よって審美歯科でも前歯の縦横関係や並んだ歯の幅の比率にこの数値は基礎的に使われているのです。しかもこの比率は文化を超えて自然に見える物であるとも言えます。英語ではこの比率はDivine Proportionつまり神のまたは神秘的な比率とも言われています。  ただこの比率は基礎でしかなく美というのは単に理想図と同じという事は無いですし、やはり文化や時代の違いを一緒に考える必要があるのは事実です。しかも歯を治す際には物理的にこの比率に合わせられない事はあって当然ですからそういう時には歯を微妙に同じ幅の物を細く見せたり太く見せたりする美術で使う方法を用いる時もあります。

私は患者さんの前歯を治す際にはまず患者さんの歯型模型上自ら設計モデルを作り、そこから本当に前歯を治す際にはこんどは仮歯もとてもきれいにするようにしています。手間はかかりますが、最終的にできた物を良くするためにはそこまでの一つ一つのステップがとても大事だからです。やはり単に審美歯科といっても奥が深い物です。前歯を治したい、また審美歯科に興味があるという方は是非当医院にご連絡ください。また他に歯の問題がある方ももちろんお助けいたします。

 

 

 

 

 
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